3月 別れの季節

 昨日、蔵満先生が挨拶に来た。加世田小学校へ赴任する。蔵満先生は、名瀬小学校で教鞭をとっていた。娘の元担任でもある。写真展を開催したり、本も3冊出版していて、たつや旅館も取り上げてもらった。島人以上に島を愛しているのが、よくわかる先生だった。

 今の中学生や高校生は口をそろえて「島は面白くない、遊ぶところがない。」という、坪山 豊 兄の「あやはぶら」ではないが、都会の明るさに黄昏て、内地へ内地へと思いをはせる。しかし、現実は甘くはなく、やがて島のよさを痛感するようになる。が、時すでに遅し。帰りたくても帰れない、島には仕事がない・・・。俺の場合は良かった。祖父さんが作ってくれた旅館があって。今心底感謝している。島の自然と、島の時間を満喫しているから。

 豊兄の「まちゅらばくーゆ むどぅてぃくゆー」 中 孝介の「ここへもどっておいで 君の休まる場所へ」・・・歌詞が心にしみる。次第に気候は暖かくなっていくのに、なにか胸を締めつけられる3月だ。

「3月 別れの季節」への1件のフィードバック

  1. あれ、島口終わっちゃったんですね。こちらで密かに勉強していたのですが(笑)
    でも、またこうして島人のブログを読めるのは嬉しいです!奄美のブログは自分もですが転勤&Iターンの人のが多いので…。これからも楽しみにしてますね。
    昨日は港へ行きました。蔵満先生も昨夜の船でしたね...

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