島のばあちゃんVol.1

 島のばあちゃんは、とってもかわいくもあり、良く笑わせてくれます。日常起こった一こまをお話します。バスにて・・・。

おばあちゃんが、バス停でバスを待っていました。そこへワンマンバス到着。おばあちゃんが、よっこいしょとバスへ乗り込もうとしました。すると運転手さんが、

あんま、あんま。くんバスや ワンマンバスやんかな まりら ぬてぃ くりんしょらんな

>ばあちゃん、ばあちゃん。このバスは ワンマンバスだから 後ろから 乗って もらえませんか。

するとばあちゃん、ちょっとむっとして

としよりちょもてぃ・・・ ぬが がっし なんぎ させりゅんよ

>年寄りだと思って・・・ どうして そんな 難儀なことを させるの

まりち けんの あんかな うりば とらんば だなんてぃ ぬたんか わからんがな

>後ろに 券が あるから それを 取らないと どこで 乗ったか 判らないでしょう

??? いー いー わかたっか いー いー

>??? はい はい わかりました はい はい

といって、くるっと後ろ向きになり、おしりからバスに乗り込んだという話。運転手さん大苦笑。

 島人はすぐわかるのですが、「まり」という方言には、「うしろ」という意味と、「おしり」という意味があるんですね~。ワンマンバスが初めてだったおばあちゃんは、からかわれたと思ったのかもしれません。つづく・・・。

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